[名称] | 南河内橋(みなみかわちばし) |
[場所] | 福岡県北九州市八幡東区大蔵 河内貯水池 |
[形式] | レンティキュラー・トラス(レンズ型トラス橋) |
[全長] | 132.97m |
[最大支間長] | 径間66m |
[幅] | 4.1m |
[高さ] | |
[着工・竣工] | 1927年(昭和2年)竣工 |
[概要] | 八幡製鐵所の工業用水確保のために設けられた河内貯水池にかかる世界的に珍しい構造の橋で、その形状から通称「魚形橋」または「めがね橋」と呼ばれている。
円弧状の上弦材・下弦材で魚の形をした、完全に対称な二つの橋が繋がっており、S字状の優雅な曲線を湖面に描き出している。 平成18年12月19日、国指定の重要文化財に指定された。 貯水池には、北河内橋、中河内橋、南河内橋、猿渡橋、水無橋といった特徴的な橋が架かっており、水無橋を除く4橋が平成19年に近代化産業遺産に指定された。 河内貯水池および南河内橋は、第一次世界大戦後の鉄鋼需要の急激な増大に対処するため、1917(大正6年)から着手された八幡製鐵所の第三期拡張工事によって誕生した。建設には8年の歳月を要したが、その間1人の殉職者も出さず、また外国の技術者にも頼らず、製鐵所の土木技術者たちが独力でこの巨大な事業を成し遂げた. |
出典 北九州市 土木学会選奨土木遺産