【島田橋】埼玉県坂戸市島田 時代を感じる流木除けが秀逸な構造 何度流されても木製のこだわり沈下橋

[名称] 島田橋
[場所] 埼玉県坂戸市島田
[形式] 沈下橋
[全長] 約77m
[最大支間長]
[幅] 2.6m
[高さ] 約3m
[着工・竣工] 2015年5月開通
[概要] 江戸時代は渡し船による連絡だったが、明治初期に初めて木製の橋として架けられた沈下橋。増水時は水面下に沈むため欄干はない。

川の増水や木材の劣化で何度も架け替えや補修が行われ、1958年の台風22号や2014年の大雨では流失してしまい、丈夫な橋への架け替えが検討されたが地元住民の望み通りに、元の形に復旧が成されている。

橋脚を含む全体が木材で構成されていて、つなぎの部分のみ鋼板が使用されている。幅が狭いため離合はできないが自動車も通行可能。

川の上流から流れて来た流木から橋脚を守るために斜めに設置された「流木除け」が橋のアクセントになっている。

時代を感じさせる橋であることから、主に時代劇のテレビや映画のロケで度々使われている。